激音夜話ZINE「Issue Of Distro #1.0」
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■ アーティスト:激音夜話ZINE
■ タイトル:Issue Of Distro #1.0
■ フォーマット:Book
■ レーベル:3LA
■ リリース年:2025年
50冊限定
【レーベルインフォ】
ディストロについて書きました。前回の#0.7から進化した#1.0号となります。
資料性博覧会18より販売開始予定(2025年11月22日)
前回発行した際に、ZINEが想定している内容に届かず0.7号という仮のような状態で発行していたが、今回8ページの補足ページを追加し、完全体の1.0号として発行することが出来た。
音楽流通の「ディストロ」がDIYシーン、インディペンデントな文化がまだ生き残っている領域においてかろうじて効力を発揮しているうちに、このディストロは一体なんだったのかということを書き残す役目があると感じていました。前回から約1年が経過しましたが、その間、激情ハードコアの「激」という言葉の生みの親とされるカトマン氏と話す機会があったり、当時は終わっていたメディアとされているCDの復権の兆しが見えてきたという変化もあり、やはりページを足す必要はあったのです。また、現代音楽シーンにおいて数少ない、文脈を再提示・再定義をするという役目をきちんと果たしているNumero Groupへの言及や、彼らがリリースしているFrailのディスコグラフィを通して、レーベルとは、ディストロとは、という本質的な点についても言及を加えました。つまり、0.7→1.0において大きな変更点としては、役目を終えたかに見えているディストロにもレーベルにも、未だやるべきことは残されているという世界観の変化を反映していると思います。
Page
001 Editors Note
ディストロって一体なんなんだ?
002 目次
004 年表1 - 1990年代〜2003年
インターネットの普及とエンパワーメント
006 個人史:DIYコミュニティへのファーストコンタクト
「インディペンデント」を構成するもの
008 ディストロ前史
音楽の「流通」という概念の登場
010 Rough TradeとDIY音楽流通
ディストロ文化の根底「DIY」というキーワード
012 レーベルとディストロが繋ぐローカル
地域性と再定義:Frail『No Industry』
014 ZOZO前澤友作、ディストロ史伝説の男
ディストロは宇宙に届く
016 個人史:インターネットの時代、個人ブログ、ハイパーイナフ大学
インターネットが個人に与えたもの、2000年代を振り返る
018 年表2 - 2004年〜2011年
ストリーミングに舵を切る音楽業界とアイドル商法を加速させる日本
020 個人史:CDバブル崩壊後の日本でディストロを始める
ニッチな場所で咲きなさい
022 3LA Interview
2012年、GrumbleMonsterによって記録されたリアルな声
026 崩壊後の世界でディストロを続ける
個人ディストロがやれることって役割はもう終えたんじゃないか?
028 年表3 - 2012年〜2020年代
ストリーミング拡大、デジタルディストリビューションの時代へ
030 「世の中はインターネットによってつまらなくなってしまったと思う。」
2025年、台湾からのインタビューへの応答
034 レコードブームの終焉と、
CD復権への兆しの答え合わせ
036 あとがき、参照資料の紹介
(本文部分 36P)





