peelingwards「HEEL or BABYFACE?」
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■ アーティスト:peelingwards
■ タイトル:HEEL or BABYFACE?
■ フォーマット:CD
■ レーベル:Like a Fool Records
■ リリース年:2021年
いつの間にか曲名がプロレスだらけになっているpeelingwardsのmini album"HEEL or BABYFACE?“は、先日のayutthayaの7inchスプリットから早いスパンでのリリースとなった。
今作は結成当初のハードコア、激情感は少し影を潜めたが、バンド的推し曲"SLINGBLADE"が指す通り、旋回力抜群のヘヴィグルーヴとソリッドなギターサウンドが合わさったグランジ感が出た作品となった。
近年のLIVEで演奏回数の多めの前半パートは、メロディアスな面から一変してダークなポエトリー調やエモいシャウトパートまで、三島の多面性ソングライティングが光る。タイトルの"heel"が意味する反則プレイと、その反対を意味する"babyface"正統派を兼ね備えたかのようにも受け取れる曲が垣間見れる。
中盤から後半にかけては、レーベルオーナーでありギター辻のCONVERGEやHUMなどに影響を受けたであろうオルタナティブサウンドと、荒々しさを閉じ込めたタイトなドラムのミドルテンポ重低音の曲調が目立つ。
peelingwardsはLIKE A FOOLレーベルの中でも一際うるさめバンドの立ち位置にあると思うし、一見どちらかというと"babyface"面の好青年たちのバンドだが、蓋を開けてみたらラフファイト反則技を多用しまくった"heel"たちのパワープレイかもしれない。どちらにしろスタイルはあらかじめ決めなくて良いし、聴き手に委ねて良い。カッコよさは反則なのだから。
文:猫と町
Track-List
1.CIPHER UTAKI
2.TIMEBOMB
3.BRAINBUSTER
4.SWING DDT
5.SLINGBLADE
6.GUNSTUN
(“CDのみさらに未発表曲音源1曲収録”)