■ アーティスト：nessie
■ タイトル：salvaged sequence
■ フォーマット：CD
■ レーベル：5B Records
■ リリース年：2020年

【どんな音楽か聴いてみたい！】
nessie - 西へ帰りたい
https://youtu.be/Wv_4YPVvGtQ

「怪物ネッシーは札幌にいた、、」Discharming manの蛯名さんが運営する5B RECORDSが世に放つ札幌のクセ者バンド「nessie」の初アルバム。（あのNumber Girl / crypt city...中尾憲太郎氏も「この気持ち悪さクセになるな」とつぶやいたバンド）

女性Voがどこか違う世界に向かって歌ってるような中、平熱の佇まいでズレたようなアンサンブルを作り出すプログレッシブな楽器隊、和声面では複調やモーダルなアイデアをリズム面ではアンサンブルのラグを譜面にする方法を用いつつサウンド面では近年の海外インディーシーンを自分たちなりに解釈した作品、、と綴りますが初めて聴いた時は「なんじゃこれは...」となり、そしていつの間にやら妙に癖になる始末。

一筋縄では行かないって言葉こういう時に使うんです。どこでどう結ばれてるか、わからないまま解こうするといつのまにか自身が縄に絡まってる状態に。


「現行のジャズあるいはクラシック由来の複調感覚の下、異様な体勢のまま跳躍するハーモニー。淡々と自在に伸縮するリズム。Gastr del SolやWalter Becker（Steely Dan）が更に過激化したような瞬間さえある。今のインディーバンドとして何が出来るかを考えた結果、愚直なまで五線上の叡智と格闘することを選んだ彼らは、ささやかな、しかし眩いアラベスクを描き続けている。」

　横山匠（トゥルリカ、THE ACT WE ACT）

Track-list
1.傀儡
2.遠出
3.term
4.西へ帰りたい
5.除雪車
6.雨
7.看板