Look at moment 「All the pupa」

¥1,500

SOLD OUT

■ アーティスト:Look at moment
■ タイトル:All the pupa
■ フォーマット:CD
■ レーベル:Impulse Records
■ リリース年:2019年

【どんな音楽か聴いてみたい!】
https://youtu.be/1RJtNiyZMaY

香川の激情ハードコア"LOOK AT MOMENT"の2ndミニアルバムがIMPULSE RECORDSよりリリース!!全5曲収録、 デジパックトールケース仕様!!

1ST MINI ALBUM”MOMENT”、そして4WAY SPLIT ”DOORS”(W./WAKAMIYA、THEOREM、KOYA収録)を経て、待望の2ND MINI ALBUMとなる”All the Pupa”が遂にリリース!! これまでの、テクニカルな演奏ながらも直線的で直情的なエモーショナルサウンドから、大きく変化を経た3人が放つ激ハードコアサウンド。緊張感の中で生まれるひりついた空気感、じりじりと地下から忍び寄るような不穏さ、重低音からの圧倒的な爆発力。これまでの激情ハードコア/叙情ハードコア/ポストハードコアと言われるサウンドを通過し、ハードコアマナーを敬称しながらもLook at momentにしか出しえないオリジナルなハードコアサウンドを見事に形成した今作。 この作品が四国の片隅、香川県という小さな街から全世界へ発信され、多くの人を熱狂させる日が来ることが待ちきれない、国内のハードコアシーンを新しい世代がまた築き上げていくでしょう。(インフォメーションより)


彼らと初めて対面したのは2012年の新宿ナインスパイス、当時ブッキングをやってたkillieの伊藤さんの企画だった。各地のローカルバンドばかり集まったこの日のメンツはbirth(山梨)/ weapons(名古屋) / s-explode(埼玉)/ MOTHER(京都)/ Look at moment(香川)/ Rebel one excalibur(福島)...とmidnight parade(新潟)で今でも記憶に残る企画でとても刺激を受けた日だったな。彼らのライブを初めて見た時の印象としては、まず宇津くんのアクロバティックかつ激タイトはドラム、ギタータダケの若さから溢れ出る不良感とクソ熱いソリッドなプレイスタイル、当時のメンバーだったタイセーも相成ってやはり激情/ポストハードコアの至宝”Forget me not”のいる四国香川のバンドはタダもんではねぇな、、思った次第。その翌年2013年はMOTHERの企画で京都立命館で再対面、その時に彼らと少し話たんだけ。そして2014年には彼らのお膝元の高松TOONICEに我々を誘っていただき、翌2015年には今度は新潟でmidnight paradeの企画(実質活動休止企画)に出演頂くという縁。(余談だがタダケには私が作ったファンジン”SCENE vol.2)にも寄稿頂いた)

お互い「新潟」と「香川」という遠く離れたローカルエリアを拠点に活動しているがこうやって繋がり続けているのは彼らのバンドに対する熱い気持ちがあるお陰だ。そして今回我々の再始動タイミングでリリースツアーを新潟でサポートして欲しいと連絡を頂けたのはとても嬉しい。話は長くなったが彼らの新作”All the Pupa”はメンバーチェンジもありながら核の部分は揺るぎなく、今までの活動から絞り出された正に激しい情魂が詰め込まれてる。自分なりにPupa=蛹(さなぎ)と銘打たれたアルバムの意味を考えて、それは彼ら自身の事かもしれないし、いつになっても羽ばたけないオレらの事かもしれない、と思いつつ歳を食っても出来る限りバンドは続けたいと思った。

高橋秀明(midnight parade)



程よい不良感とスピード、ドライブ感。僕のいる京都にもtheorem,MOTHER(現suckville)が存在していて、その素晴らしき者達としっかりとした友好関係を確立しているバンドLook at moment。こういった西のバンドは間違いなくかっこ良くて神秘的である。激情の世界を更に高みに、そしてそれを独自の感覚でロックへと昇華していく。是非一度一聴してみてください。中毒性と清々しさもある一枚。 

nong(nim/gattaca)


排他的印象、かつ攻撃的、それでいてどこか脆さを感じる楽曲に共感。
音像、展開、言葉、全てが心地良い。
この音源に巡り会えた幸せを噛み締めて、来沖公演を全力でサポートします。

龍志(unripe)


高松発、うどん経由、全世界ゆき。
この音源を聴いて感じる事は沢山あるんだけどやっぱり1番に頭に浮かぶ感覚は”あの頃”の感じ。
既視感、おこがましくも10年前の自分達を重ねてみたり、いやいやうちらの10年前の一万倍は演奏上手いしカッコいいよと。一曲目”害虫”のハウリング~出音一発からこりゃキタなと。この音源を聴いて激情ハードコアが好きになった若い子がいつの日か夜な夜なタダケと長電話する日を待ちわびつつ。間違いない”日本の激情ハードコア”の新しいアイコン的一枚だと思います。タダケ、ウズさん、致死くん(推し)リリース本当におめでとう。

酒井浩太(birth)


嘘臭くなくてカッコ良い。
最大級の褒め言葉です。

大賀友皓(waterweed)


先ず、今作も含めlookatmomentというバンドの活動に対しては自分のやってるバンドと重ねる部分が多くあります。lookatmomentがこうして四国という島の一都市でこんなにも個性を貫いた作品を残してくれる事をとても頼もしく思います。今作の感想は【塊】のひと言。単に一斉に音を出す…とかじゃなくて色々な全ての駆け引きが塊になって聴く人にアプローチしてくる作品だと思います。抽象的な表現になってしまいましたが聴いて納得してもらいたいです。

「あぁ!塊だ!」って。

コガヒロユキ(infro)


All the Pupaを聞いて 34歳、埼玉県さいたま市在住、タジリテツヤ、会社員
音楽っていうのはそれぞれの自己表現であり、つまり排泄物でもあり、血や汗や涙の類でもあると思ってます。
誰かに寄り添う、というより自分の生活に寄り添うものだと。言葉や音は誰が放っても全くの別物、Eのコードであれ、6弦の解放であれ、好きって告白であれ、死ねという意思であれ。All the Pupaを聞いて思ったのは’これで良い’というある種の覚悟と’まだまだこんなもんか’という自らへの煽り。主観的な感覚によるものなので何のレビューにもならないとは思うけど覚悟した人間の出す音、探求心を持って続ける人間の出す音。

それは聴けば分かると思います。

成熟したLook at Momentから蛹に対しての意思
なのか 自らはまだ蛹と言い聞かせるLook at Momentの葛藤
なのか 聞いて感じてみたらどうでしょう

こんな機会を与えて頂きLook at Momentの皆様に感謝を。早いトコくだらない話にまた花を咲かせよう。
あの無意味な時間が一番輝く俺たちはきっとまだまだ蛹なんだろうね

タジリテツヤ(THRH)


Look At Momentには毎回刺激を沢山貰ってます。メンバー変わったり色々あったけど、年に一回か二回ライブを見る度にそこから発せられる出音だとかバンドのグルーヴ感だとか、未だに進化というかバキバキに鍛え上げている感じがはっきりと分かって、すげー興奮してしまう。そんな彼等のこのミニアルバムも待望と言う他なかったし、タダケの不穏さ爆発でキレまくりの轟音ギター、チシ君のベビーフェイスに似つかわしくないエグい極悪ベース、ウヅさんの的確かつアクロバティック過ぎる鬼神ドラム・・全員の感情の昂り具合までハッキリと感じ取れるし、本当カッコ良くてなんだかこっちまで嬉しくて。友達のバンドがめちゃくちゃカッコイイとやっぱ単純に上がりますよね。これからもいくとこまで突っ切ってって欲しいと思います。あとまた美味いうどん屋連れてって下さい。

ippe (Fredelica / ALP$BOYS)


激情を解き放つフロントを、アグレッシヴかつプログレッシヴに攻め立てるドラム。
無機質と有機質が融合したハイブリッドエモグレッシヴサウンド。

山田 晋司(NOHEROES)


自分は『プラス』に向かっていく音よりも
レコードに針を落とした時に命が削られていくような
『マイナス』に向かっていく音に魅了される
肉と髪は禿げ落ち
傷ついた身体は骨と皮を隔てた冬の風に震え
息絶えぬようにと、微かな吐息さえも真空の中ではかき消される
それでも叫び続ける
あとどれだけこの一音を鳴らすことができるか
あとどれだけこの曲を、このメンバーで鳴らすことができるか
あとどれだけこの音をスピーカーの前、フロアにいる君に響かせることができるか
今、この瞬間はどうか
耳鳴りはするか
次の『間』に備えてどれだけ待ち堪えられるか
それに対する準備は整っているか
死んでゆく友の骨を、あとどれだけ拾わなければならないのか
それに意味が無いことを理解しながらも
前に進んでいくこと
そんな事を最後の一音に耳を傾けながら考える
減光する月に向かう蛾は
儚くも、まだ飛んでいる
yOshi(killie/This Time We Will Not Promise And Forgive/oto Records)


「正常な人間はハードコアなんて聴かない」最近ネット上でとある動画に当てたこの字幕の文言を目にする。誰が、そして誰に向かって放たれた言葉なのかによって勿論意味合いは大きく変わってくるけど、言葉通りの意味を捉えればその通りなんじゃないかと俺は思う。

Look at momentより「All the pupa」をじっくり聴かせて頂き、ふとそんな言葉を思い出した。
見せ方や販売戦略、何でも自分たちで器用にこなすバンドが大挙して押し寄せてくる中彼らのこの無骨さは何だろう。音楽性で言えばebullition、90年代後期以降のLovittのバンドも脳裏によぎるが、俺が真っ先に頭に浮かんだのはdiplegやforget me notだ。

Look at momentの活動拠点を考えれば自然な事だけど何よりも大事な事だと思う。海外で生まれた音楽を消化し、発露されたものが継承され、音からその地域性までもが感じ取れる。小さな文化の種まきが一つ成果を結んだ瞬間だと思います。

彼らのライブはひたすらに鋭く、荒々しい、そして度々なんで3人でそんな事出来るの?と耳を疑う瞬間もあったりもする。勿論これまでも全国でライブ活動をおこなっているのは衆知の通りですが、どんなバンドにもデモではない正式な処女作品が世に渡り、手に取った人それぞれの音楽になる日がある。

不安を抱きつつも地下室でひたすら情熱だけて温めてきた音楽が初めて他人の手に渡る瞬間が来る。
それが今であり、二度目はない。叩いたら埃でむせ返りそうな音楽だけど、鋭くて青くて未完成で可能性は無限だ。ハードコアに限った話ではなく、音楽や表現には完璧な自由があり、打算や効率化や戦略、時間を超越した情熱や信頼に基づいた浸透の仕方をして欲しいと願っている。

日々と向かい合いながら不条理と闘う、「正常ではない」人のためにある音楽が間違いなくこの「All the pupa」には込められていると思います。最後にレーベル社長の言葉を借りますが、「ゼヒゼヒ」皆さんLook at momentの新譜を買ってライブ会場にお越しください。

羅 悠靖(Curve)


知らぬ間に付き合いも長くなったね。がっつり後輩扱いしてタバコとか買いに行かせたいけど、宇津さんa.k.a Look at momentドラムス一同さんだけ歳上だから微妙に扱いにくいもどかしさに毎度イライラしています。
最近いわゆる「Theジャパニーズ激情HC」みたいなバンドが激減、自分もまたそういう音をほとんど聴かなくなってしまったけど、しっかり伝統を守りつつもシリアスすぎない絶妙な軽さを持った稀有なバンドだと思います。軽くイケる。その良い意味での軽さがルックアットっぽさかなと。「激情とかもうしんどいわ~(^^;;」って人こそ聴くべきバンド。

あとやっぱり宇津さんのドラムが超絶ヤバすぎるし、タダケは超絶ハゲてる。

リリースおめでとう!

村上 学(theorem)


Track-List
1.害虫
2.夕立
3.藍燭-アイショク-
4.switch
5.geisha

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